善意の輪
今日のお昼のニュースで、
全国の伊達直人さんからの善意の贈り物が全都道府県であった、と耳にしました。
今はお休みしている状況ですが、
私は以前、市内の児童養護施設に
『色彩ボランティア』として
何度か訪れたことがあります。
色彩ボランティア・・・絵を描いたり、塗ったり、折り紙などを通して
『色』で子どもたちと遊ぶのです(^_^)v
実際に施設に行ってみてわかること。
実に様々な事情を抱えた子どもがたくさんいる、ってこと。
キホン、
私たちのほうからは一人一人の子どもについて、
どんな事情でココに預けられているのか、とか
込み入ったことは聞きません。
ただ、
何度か訪れる度に、職員さんのほうから私たちに色々とお話していただけるようになりました。
生活苦、虐待、などなど。。。
離れて暮らしていても親がいる子どもはまだしも、
生まれながらにして、身寄りのない子もいました。。。
ボランティアに行き始めた頃は、正直苦痛でした。
そのように心に傷を負った子供たちと、どのように接して良いのかがわからなくて、
子どもたちの”事情”ばかりに頭が行っていました。
でも、何度か訪れるごとに
そんなこと、どうでも良くなったのです。
私たちが来ることを楽しみにしていてくれる子、
いつの間にやら、膝の上にチョコンと乗ってくる子、
1カ所色を塗る度に、「ねぇ、ねぇ」と、見せにきてくれる子。
最初は緊張で固まっていた子どもたちも(・・・私も、です。)
次第に、色々とお話してくれるようになりました。
子どもは子ども。
一緒に行ってくださった先生から、
「私たちが何かをしてあげよう!なんて、そんなの無理なのよ。」
「純粋に子どもたちと触れ合えば良いのよ。」
と、言われた意味がだんだんと理解出来るようになってきました。
このような子どもたちに国や市町村からの補助は十分ではありません。
本当に限られた範囲の中で、集団生活をしています。
この寒い時期だけに、
ここ最近のニュースを耳にしては
「まだまだ世の中捨てたモンじゃないな。」
と思います。
どうか、”純粋に”善意の輪が広がることを願います。
そして、
私も近いうちにまた、子どもたちと会えることを楽しみに待っています♪